「神のみに栄光あれ」バッハ
バッハの『適正律クラヴィーア曲集』1-24番ロ短調 前奏曲とフーガ
何故かわからなかったこの曲の深みが、ほんの少しではありますが、武久さんとの何度目かのリハーサルで、この曲の最後にバッハがイニシャルされた、「神のみに栄光あれ」の意味が初めてわかりました。
武久さんのCD(チェンバロ)では聴けなかった、わからなかったのですが、生演奏、ジルバーマン ピアノの音色だったからこそ体感と共にvisionが観えて、曲の終わりの方から終わった後もしばらく声に出ないまま涙がとめどなく溢れて泣きました。
この曲を何度も何度も聴いて稽古しても、今までのようには全然いかなくてこのような体験は初めてでした。何故だろうと思い、とにかくじっくり一瞬一瞬真剣に生演奏を聴いたのでした。
音楽聴いてこのような体験は初めてでした。この曲が啓示そのものであり福音でありました。
私は、音楽のもつ真理の美しさを感得した思いで胸が熱くなります。
うまく伝えられませんが、皆々さまにぜひとも武久さんの生演奏を金曜日に聴いていただきたいと切に願っています。
バッハの作品を、その真意を演奏できる人はそういないと思います。
おこがましいとおもいますが、35年間、音楽で動いてきた身体と魂がそういうセンサーになっているのかもしれません。
私のアナリーゼの先生がこの曲は超難解だとおっしゃってた意味も、音楽的に深い深いものなのだと音楽の素人ながら思います。
演奏は聴きごたえあると確信してます。そして舞はできる限りのことを今からでも稽古します。
一期一会の演奏をどうぞご観覧を!
愛と光と感謝をこめて
Nari Kim
#バッハ #武久源造