愛のインナーチャイルド革命 by NARI

自分と思っている自分が、本来の“私”から遠のいているとしたら、軌道修正します。レインボーDUOワークは、ネガティヴな部分に向き合い、ポジティブになる自分を育てます。

《バッハ コスモス》に寄せて

「あえて問おう」後半部分より抜粋

 

およそ言語イメージと音のイメージは、

 

互いに反射を繰り返しながら、

 

作曲家と演奏家の創造性において化学反応を起こす。

 

それが演奏のプロセスであるが、その結果、

 

そのつど作品のイメージは聴き手の中で結晶化する。

 

結晶はもうそれ以上変化しない、


ポテンシャル・エネルギー・ゼロの状態に近づく。

 

それは生命の死に相当する。


しかし、音楽は死なない。

 

聴き手の中に新たな要求が産まれ、

 

エネルギーが補充される。

 

更なる創造的演奏が試みられ、

 

音楽は新しい系へと遷移する。

 

生命の再生である。


この不断の創造活動こそが、

 

音楽修辞学の要諦である。

 

この原音楽的創造の愉悦にこそ、

 

私が音楽をする理由と目的がある。

 



この公演では、

 

さらにこの原音楽的創造を、

 

体の動きを通して表現する。

 

キム・ナリとのコラヴォレーションがそれである。

 



「ひとりの人の胸の中には全人類の記憶が宿っている」とプラトンは言った。

 

我々もまたこのプラトンの言葉を信じて、

 

己の細胞に染み込んだ太古の記憶に分け入るならば、

 

そこにバッハに到る道を見出すことができる。

 

少なくとも私は、己が体験から、

そう確信している。

 

武久源造

 

musica-mundana.jimdosite.com

 

#武久源造 #バッハ  #フォルテピアノ #公演 #コンサート #リサイタル #舞台

 

#ポテンシャルエネルギー #現音楽 #チェンバロ  #ムジカムンダーナ  #古楽 #バロック音楽