一期一会の人生
絵の師匠である吉野廣行先生は、二度の脳梗塞により他界しました。
入院先の病室で、先生の絵が描けないもどかしさの憤りを垣間見ました。
歳をとるごとに生への執着心があるのは、熟練した創造性がまさに更なる飛躍を知っているからだと思います。
若い頃は、時間が無限にあるかのような振る舞いをしていても、振り返るとどの瞬間瞬間も一期一会だったことを知るでしょう。
私自身、昨年春に脳梗塞になって闘病生活を送ってきました。
そのあと回復しましたのは奇跡的なことでした。
その折に生まれた絵が今回の個展で盲人の武久さんが約三十点の作品をご覧になって、
「これは秘蔵しておくように」と観てくださいました『キリストの光と愛、そして復活』でした。
そしてもう一点は、友人に贈った『死と再生』です。
まさにその絵が、今回の個展を復活祭の4月にお披露目されるようになるとは思いもよりませんでしたし、
天上の音楽を奏でる武久源造氏の目に留まるとは予想だにしませんでした。
昨年春に予定していたレインボーDUOワーク認定プラクティショナーコースをやる気になったのは、
個展終了後にやってきた衝動でした。この衝動がこの先にあるともないとも思えませんが、私にとってやはり一期一会のセミナーであるという思いのもとに開催します。
受講者の中にDUOワークの種が宿って、自分自身で育てていけるように導きたいという願いを込めています。
愛と光と感謝をこめて
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