秘蔵中の秘蔵映像
全盲の鍵盤楽器奏者である武久源造のバッハの音楽への真摯な思いは、
その音色を限りなく忠実に再現して現代に蘇らせることでもありましょう。
演奏の練習に費やす時間と同じくらいに楽器の音を創り出すことに誠心誠意取り組んでおられます。
多分バッハもこれくらいのことはやっていたに違いない、そうしてバッハの時代と現代が重なり合うように。
盲人の指先が触覚が視覚となり繊細な工作をもう何十年も駆使し楽器職人並みに器用な細工師となっている。
この作業そのものも音楽であるという。それゆえに、作業風景を撮影することは当然のことながら誰も立ち入ることがありませんでした。
長年の願いが通じたのか、しかし制限内に撮影するという神がかり的な瞬間。
貴重な映像。やがてモダンピアノからジルバーマンピアノに移行することもあるかもしれない。
ピアノらしいピアノには、人の手作業あっての音色が生まれるゆえんです。
ドイツから取り寄せた兎の膠と牛の膠を配合し、アメリカから取り寄せた羊皮紙を裁断し、何十にも巻付けて強固なハンマーを造るところから始まります。
これに至るまでにも15年の月日を費やしてようやく辿り着いた音色です。限りなく試行錯誤の連続でした。
世界でも数台の復元されたジルバーマンピアノの音色をここまで研究し極めているのは、武久だけです。秘蔵中の秘蔵映像です。
ライプツィヒのバッハ協会代表のマイケル氏さえも、ジルバーマン ピアノのことはよく知らないと話してました。
武久は常に新しい音楽を生み出します。
こうして生み出された最新のジルバーマンピアノの音色で、武久はバッハのシンフォニアを一つずつ自らで録音しています。
今まで、ネット配信からもあえて遠ざかっていましたが、現在は積極的に配信されております。
ご観覧いただければ幸いです。
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ジルバーマン ピアノで弾くバッハのシャコンヌ