濁りと妄想に気づく
大人の自分が、もし誰かといるとき、何処かの場所にいるとき、または独りきりのときに、
自分の中で、ネガティブな感情が出てきたら、
誰かのせいでも、状況のせいでもありません。
生まれ育った環境の中で、真実ではないもの、愛ではないものを体験しますと、それが“濁り”となり、潜在意識に定着します。
“濁り”は、エゴの餌となります。
それがフィルターとなり、物事や人間関係に投影されます。
ときには、そのフィルターにより、エゴが“妄想”します。
“妄想”により、真実が見えなくなります。
そして、心はとても苦しみます。
心が苦しんでいますと、さらにエゴは餌を求めて“妄想”します。
それは、身近な人のことや、大事な人間関係において強調されることになります。
真実の目で、相手を見れなくなりますと、その関係にヒビが入ります。
大事な人を、自分の“妄想”で傷つけてしまっていることに気づかず、まるで自分が被害者であるかのようになったりします。
ネガティブな思いや感情は、エゴの餌となり、そのままにしておきますと、エゴは拡大します。
大事な人との関係や仕事にも影響を及ぼし、さらなる苦しみを覚えます。
心と身体はひとつですから、
“濁り”と“妄想”は、身体の細胞に沈殿します。
本来の私たち一人ひとりは、本質は愛と光です。
綺麗に澄んだ水が汚濁しても、綺麗な水を注ぎ続ければ浄化します。
愛と喜びでないものは、真実ではありません。
『今ここ』の意識にあることは、本来の自分に目覚める一歩なのです。
愛と光と感謝をこめて
金南里