土台を変える
家を建てるのに一番大事なのは、土台です。建てる土地の地盤と基礎工事がしっかりしていれば、その上に建てられる家もしっかりします。
人生の土台は、お母さんの胎内に受肉してから、思春期までにできあがります。そのうち最も重要な土台の時期は、歯が生え変わる7歳頃までになります。
7歳頃までに、肉体の基礎ができあがると同時に、「生きる意志」が育ちます。
「生きる意志」を育てる力は、周囲の環境である両親の愛情です。
植物の種が、大地から芽を出して、太陽の光で成長するように、太陽のような両親からの無条件の愛で育てられますと、その子は何があってもへこたれない意志の力が土台になります。
いつも家の中に笑いがあり、お母さんお父さんが仲良くしていますと、それだけで子どもには、太陽の光の中にいるのです。
誰もが、この地球で喜びを生きることを望んでいます。自分の種には、何をして誰とどこで、その喜びを創造しシェアするのか、そのための才能も特質も、肉体の特徴もすべて備わっています。
太陽の光の愛情で育ちますと、あるがままの自分を認め、自分を愛します。愛で満たされていますと、愛の状態を引き寄せます。
しかし、ほとんどの家庭はそうではありませんでした。
それを悔やんだり、呪ったりしても何も変わりません。何百回ものカルマを通って、そのカルマを解消するための人生となる環境や両親を自分で選んで生まれてきたからです。
ではそのカルマのために、浄化するために酷い仕打ちを受けるのでしょうか?
今までの人類の意識の進化はそのように、相手からされたこと、自分がしたことが逆転してカルマは清算されていました。
しかし、進化のスピードが加速しているこの時代は、人々の意識が高まり、集合無意識にも変化が起きています。
人々の意識がスピリチュアルに目覚めて、地球の意識も変容しています。
人生の土台が一生を決めて、次の人生まで待たなければ変えられない土台が、この人生で変えることができるのです。
私たちの地球が、人間が自分の意識を変えようと思えば変えられる土壌
に変容しました。
それは、自らが自らに光を降り注ぐ太陽の光になることです。
私たちは毎日の睡眠と目覚めの度に、生と死を体験しています。
毎朝、生まれ変わり、新たな意識に目覚めます。
眠りにつく前にリラックスしながら瞑想し、
どんな自分になりたいか、ポジティブな自分の姿やありようをイメージして、そうなった自分の気分を感じます。
自分にご縁のある身近な人々にも愛と感謝を送ります。その人たちのポジティブな側面を見ます。
そのいい気分を味わい、感じることが、太陽の光になることを意味します。
“今ここ”の意識にいます。
そのいい気分を感じている幅が、今までの自分が無意識にしていたネガティブな感情よりも広がりますと、ポジティブな感情が優位になります。
そのためには日々の瞑想が欠かせません。瞑想こそは、無意識を超えた潜在意識に作用するものだからです。と同時に、眠りは、潜在意識の中にありますから、眠っている間に浄化されているのです。
瞑想をしなければならないのではなく、瞑想することによって意識が高まります。
眠る前の気分を創り、眠りに入り、朝、目覚めたときの感覚を感じます。
その感覚に、ネガティブな感情があれば、土台にある感情ですから、
瞑想して、いい気分になるイメージを育てます。
気分の良くなるイメージは、自分が人生でこうありたいという願いをたくさんイメージします。そしてそれをいい感じで味わいます。
そのときに、大事なことは、呼吸です。
ゆっくりした深い呼吸をします。その呼吸の中でいい気分を味わいます。
その気分は、まるで太陽の陽だまりにいるように心地よいものです。
本来の私たちは、そのような心地よい光なのです。
無条件の愛は、太陽の陽だまりのように心地よいのです。
私たちは、愛と光なのです。
生きとし生けるものすべてが幸せでありますように