権威者のインナーチャイルド
客観的に観ますと、ほとんど国家級の権力者たちに、
インナーチャイルドの素振りが見て取れます。
生まれながらに与えられた地位や名誉は揺るぎなく、
その地位故に、両親からの愛情を求めても叶わない環境下だったことでしょう。
どの幼子にとっても、両親がそばにいてくれることが何よりの安全基地になります。
幼子に映る代々の家系の威厳は誇らしくもあるでしょうが、
その子にとっては、虚しくも寂しいものであるかもしれません。
そう思うことにも蓋をしながら頑張って生きてきたかもしれません。
その蓋の下の哀しみは深く、不安と恐怖心で傷ついているチャイルドの気持ちを
想像することができるでしょうか?
それは圧倒されるようなエネルギーです。
インナーチャイルドの気持ちに寄り添わないまま大人になってしまいますと、
見た目は逞しく立派であっても、ひょんな仕草や言葉遣いにチャイルドが出ています。
権威者の子どもである立場で、辛抱し我慢し続けたチャイルドにとって、
いざ自分自身がその座に座ると、そこはチャイルドが最も怖れていた座であることを、
無意識が知るようになります。
自分自身ではどうしようもない決められた人生レールに乗せられていきます。
内的に受け止められていないチャイルドは、どう責任もっていいのか知らないまま、
栄光の座に就きます。
それまでの人間関係で現れた出来事では、子どものまま大人になった背景があるでしょう。
外側から形作られた器にはどのような内実が盛られ、
多くの群衆へのインフルエンサーとなりましょうか?
「愛着障害」の深刻な事例でもあります。
愛と光と感謝をこめて
♡