行き交う人々の群れには、ただ目にする面があり、
なんのつながりもないかのように流れては消えてゆく
なのに誰の内にも息づいている想いの深さがある
ひとりひとりの想いを知ることはできなくて、ましてや自分の想いにも気づかない
人々の想いの深さにほんのすこしだけふれると、
何が正しいとか悪いとかを超越してしまう深淵なエネルギーの微細なる何かがあるのを垣間見ては圧倒されそうになる
ひとの想いの深さがあるのを感じたら、
もう生きているだけでいいね、ありがとう、ありがとう、ありがとう、と祝福したい。
もういいよ、もういいよ。もういいよ。
このままでいい?
もう想いでいっぱいになっちゃった。
深かろうが浅かろうが、もういいんだよね?
もう、いっぱいみたい。
ひとの仲間にわたしも入れた?
ひと、ひと、ひと
いのちの、ひと