自分でできるインナーチャイルドワーク① (トラウマでないもの)
“今、ここ”の瞬間を感じてください。
瞬間、瞬間、波動は変わっています。
“感じる”ことが、キーです。
中でも、何かネガティヴな感じは、チャンスですので見逃さないことです。
それは、“愛”ではないことがあったことが、エネルギーに“痼り”になっています。
例1
久しぶりに、美容室に行き、ヘアカットしてパーマをかけてもらいます。
髪をシャンプーしてもらい、ヘアカットしてパーマして、3時間はかかるそうです。
その間に、ヘアスタイリストと何気ない会話をしたり、サービスのお茶を飲んだりしてゆったりしています。
しかし、“今、ここ”を感じてみますと、体が硬くなっています。歯の噛み合わせまでもガチッとしています。頭はゆったりしているかのようですが、体が緊張しています。
そこで、これは何だろう?と、“感じて”みます。
「こんなに体が緊張しているのは、おかしいぞ」と言います。
脳は、それがおかしいということに気づいてませんから、インプットされたままになっているのです。
意識である“私”が、“これは、おかしい”と脳に言うことで、脳のプログラミングに変化の刺激を与えます。
①目を閉じて、ゆっくりと呼吸を感じます。
体は硬いままです。
②心の中で、声をかけます。
「ごめんね。今まで気づかなくて、ごめんね。
もう大丈夫よ、私、今ここにいるからね」
③さらに、自分を丸ごと、感じます。
④心の中で、声をかけます。
「今、どんな感じ?」「どうしてるの?」
⑤黙って、カチカチに固まっている幼い自分が“観えます”
記憶の中のインナーチャイルドです。
まるで、姿形が長方形にかっちりなってしまったかのように、固まっています。
⑥さらに、その固まっている自分を感じます。
⑦“今、ここ”と似たような状況、○ヘアカット、○美容室
思い当たることが思い出される。
小学校低学年で独りで、ヘアカットに行っていた。
固まっているチャイルドは、その頃の自分だと思い当たる。
⑧その子に、今の自分が言葉がけしたいことを心で声をかけてあげる。
「独りで床屋さんに行ったんだね。どんな気持ち?」
⑨やっと気づいてくれたので、少し解れてるが、相変わらず黙っている。
10.じっとその子を、あるがままで“感じて”あげる。
「今、どんな感じ?」
その子は忘れられていた記憶の中の自分の一部です。
本当は、ここで安心できるプラクティショナーに、この言葉がけをしてもらえるといいのですが、ここではセルフで自分に言葉がけします。
ここで、それも無理な場合、トラウマのように重い場合は、セルフワークをやめます。その子がいたことに気づいてあげて、丸ごとそのまま受け止めてあげることが大事です。
中には、チャイルドが怒っていることもありますので、セルフワークせずに、安心できるプラクティショナーに任せます。無理しては逆に良くありません。
傷ついているチャイルドには、決して無理してはいけません。
11.「本当は、どうだったら、良かったの?」
自分で自分に訊きます。
「独りで床屋さんにいるの、恥ずかしい。お母さんにいて欲しかった」
その当時、母親は仕事して忙しく、大人しいこの子は、自分で何もかもしていました。しかし、本音は、違っていました。
大人しくいい子にして、床屋さんでじっとして座ることはできましたが、そうすることは子どもにとっては、とても緊張することでした。しかも、そこにいてほしい親がいないで独りですから尚更だったでしょう。
その緊張感が、体に残っていたのでした。
ぎゅっと口を結び、体が硬直しているチャイルドは、自分の本当にこうしてほしい気持ちを母親に言えずにいただけでなく、床屋さんに行くたびにその自分のありようを脳にプログラミングしていたことになります。
この子は我慢することを覚えて、その我慢には緊張が伴っていました。
子ども時代を子どもらしく過ごせなかった子は、本当の自分の気持ちに蓋をしています。
自分の気持ちに正直にいられること、正直な自分の気持ちを表現することができると、社会でも生き易いのです。
あるがままの自分を受け止めてもらえた体験が、子ども時代にあることはとても大切なことです。
それが、「生きる意志」となり、人生の基礎となります。
それは、「真実の愛」で育てられることです。
子どもは、何かを教えられることよりも、自分の気持ちを聴いてほしいのです。
「今、どんな感じ?どんな気持ち?」
あるがままの子どもの気持ちを受け止めてあげることが、何よりも大切です。
12.「独りで床屋さんにいるの、恥ずかしいんだね。お母さんにいてほしいんだね」
チャイルドの気持ちに共感してあげます。そして、じっとその子の気持ちに寄り添いその感じを感じてあげます。
ここで、大人の今の自分がインナーチャイルドの気持ちに気づき寄り添い、感じてあげること、これが“癒し”の始まりです。
何十年間も、その自分の気持ちに蓋をしていました。誰もその子の気持ちを知らなかったのです。その子が一番気づいてほしかったのは、自分です。そして、お母さんです。
もしできたら、お母さんにそのときの自分の気持ちを伝えるのもいいでしょう。でも関係が良くない場合、それを伝えて逆に諭されたりしますと、チャイルドはさらに傷ついてしまいます。なので、安心できるプラクティショナーに、お母さんの代わりになってもらって話すことがいいのです。
セルフワークの場合は、イメージします。
お母さんに言いたかったことや、してほしかったことを、イメージしながら言います。そして、こうありたかったイメージを脳にインプットします。
上書きします。
その出てきたチャイルドを時折思い出してあげます。
その子がいい状態になっているか確認してあげて、育ててあげるのです。
「もう独りじゃないよ、私はここにいるからね」そういう気持ちでいてあげます。
子どもは、安心できる大人がそばにいて、親の代わりに気持ちを聞いてもらえていたら、インナーチャイルドにはならずに済んだのです。
大事なことは、感情を出したいときに、受け止めてもらえなかったことなのです。そのために抑圧された感情が残ってしまいます。
感情は、とても大きなエネルギーです。波動です。
それが抑圧されたままになっていますと、“痼り”となってしまいます。
13.大人の今の自分が、自分に「どうしてほしい?」と訊いてあげます。
チャイルドによっては、そのまま独りにさせてほしい、ぎゅっと抱きしめてほしい、お母さんに言ってほしい、、、などなど、言ってきますが、
その子の要求を満たしてあげることが大事です。
決してジャッジしてはいけません。あるがままに受け止めてあげることが大切です。
インナーチャイルドワークをセルフで行うことは、完璧ではありませんが、このような“気づき”の習慣として、取り入れることができると思います。
私が創始しましたレインボーDUOワークの初歩の初歩のセルフワークヴァージョンでした。
生きとし生けるものが幸せでありますように
追記
ここで書かれたセルフワークの方法のより、実際にご自身でワークを行い、何かありましても、こちらの責任ではありませんことご了承くださいますようお願いします。
インナーチャイルドワークはとても繊細なワークですので、専門家にお任せしますことオススメいたします。